若林運送の歴史History

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私たちのこれまで

「車を大事にする」=「お客様を大事にする」から安全活動が始まりました。

1930年代、若林運送は「本所タクシー株式会社」として、ハイヤー・タクシー事業を皮切りに運輸業をスタートさせ、ガソリンスタンド事業などに携わっておりました。ハイヤー事業において、私たちの技術やサービスの質が認められ、宮内庁御用達としてもご愛用いただく会社として、成長してまいりました。

昭和33年石油製品の初出荷 大正13年 本所タクシー許可書

このとき、皆様に認めていただいた輸送品質の源となったのが、お客様や荷物をお預かりするタクシーやトラックを大事にするというドライバーへの教育でした。「車を大事にする」ということが、お客様へ快適さ、安心感を提供する安全輸送につながると考え、現在の私たちの安全活動が始まりました。

戦後、数ある運輸事業の中からトラック輸送事業に焦点を絞り、現在のJX日鉱日石エネルギー株式会社様にあたる東亜石油株式会社様、そして化学製品業界をリードしていた株式会社クレハ様とのお取引をきっかけに、石油や苛性ソーダ、塩酸といった危険物、毒劇物の液体輸送を開始致しました。扱いを一歩間違えれば人の命をも脅かす危険性を持ち、「液体」という特殊な運転技術を要するトラック輸送の中で最も難しい仕事でした。培ってきた私たちの経験と、ドライバーのレベルの高さが正に活かせる分野であるととらえ、タンクローリーの事業に進出致しました。

納車式

そして、この挑戦が私たちの大きな飛躍のきっかけとなり、石油エネルギー文明、化学製品技術の発展とともに成長して参りました。

昭和33年石油製品の初出荷 大正13年 本所タクシー許可書
納車式

私たちの現在

お客様の【情熱】をつなぐことで、成長、発展に貢献する

私たち独自の安全活動

運送業は「より多くの品物をお届けすること=勝者」という構造になっています。しかし、車の大きさやスピードはどの会社でも同じです。つまり、「事故が発生」し、「お客様に荷物が届かない」のでは、当然勝ち残れません。 事故「0」だけでは、「?(マイナス)」を「0」にするだけです。 私たちは、「0」を「+(プラス)」にすることを目指し、活動しています。

定期添乗指導

  • 定期添乗指導
  • マンネリ化してしまう作業に緊張感を与え、薄れつつある過去の危険現場の想起や、これからおこりうる危険予知訓練を主な目的として、安全管理者の添乗指導を実施しております。

学び合い

  • 学び合い
  • 指導者が一方的にレジュメを説明するのではなく、ドライバー同士で仕事の工夫や技術を、お互いに学び合う場作りをすることに力を注いでおります。

積込先、納入先の情報共有

  • 積込先、納入先の情報共有
  • 各納入先の場所や、場内の地図、配管設備、必要な器具、伝票のやり取り方法にいたるまで記録を取り、それを誰でも、いつでも閲覧できるようにしております。

ビジュアルマニュアルで作業の徹底

  • ビジュアルマニュアルで作業の徹底
  • タンクローリーには様々な荷卸方式や操作方法、車両ごとの構造の違いがあります。だれにでもポイントを理解しやすく、安全意識を持続できるよう、写真や絵を用いたマニュアル作りをしております。

積荷・作業に対する保険(総合賠償責任保険)

  • 積荷・作業に対する保険(総合賠償責任保険)
  • お客様の荷物をお預かりし、漏れなくお届けするのは当然のことではありますが、万が一事故を惹起してしまい、その損害が甚大になった場合でも、迅速に、そしてスムーズに対応できるよう「企業向総合賠償責任保険」に加入しております。

業界トップクラスの安全性を認めていただきました。

ベテランの優秀なドライバーであっても、毎日同じ作業を繰り返す仕事の中で、安全意識を継続する事は簡単なことではありません。しかし、私たちは全員一丸となって、さまざまな活動をしてきた結果、これまでにお客様や警察、保険会社など各方面から表彰という形でご評価をいただいております。

平成28年2月/第3回トラックドライバー甲子園アワード
MVD賞 受賞

平成27年11月/優秀安全運転事業所表彰
プラチナ賞受賞 (いわき東警察署)

平成25年11月/第2回ネクストワールド・サミット
審査員特別賞 ・ 輝匠グランプリ 受賞

平成12年10月/クレハ運輸株式会社
第1回安全作業実技コンクール優勝

平成5年10月/共同石油株式会社(現JX日鉱日石エネルギー株式会社)
荷卸コンテスト個人部門、団体部門優勝(3年連続)

安心してお荷物をお預けいただくために

車両整備工場(認定工場)の設置

本所タクシー設立当初から、車を大事にするという考え方を貫いてきた私たちは、東北事業本部小名浜営業所に自家整備工場を設置し、日常の修理、点検から車検に至るまで車両の整備を徹底しております。これは安全面での効果だけでなく、輸送品質や輸送コストの低減にも結びついております。

私たちのこれから

関わる人の【情熱】をつなぐために

大型化と効率化

タンクローリーはその特殊性から復荷(帰り荷)がない、というのが常識でした。しかし、今日、トレーラー化、タンクコンテナなどを有効活用し、そのような問題を大幅に改善して参りました。一方で、洗浄不足によるコンタミ(混ざること)のリスクを抑えるために、専用車での運用も大変評価を頂いております。物流合理化と更なる安心のために様々なご提案をさせていただいております。
また、ドライバーに関してもトレーラー(牽引)免許を全員が取得すべく、日々トレーニングに励んでおります。

「優秀なドライバー」を目指したくなる環境づくり

我々の仕事は安全が当たり前。しかし、時にはミスもあります。これまではミスへの対策としてルールが追加され続けて来る流れで、低いレベルに全員が合わせる仕組みとなっていました。そこで発想を逆転させ、優秀なドライバーがイキイキと働き、進んで工夫をしたくなる環境を作ろうと考え取り組んでおります。納品先の方に名刺を渡し、印刷されたQRコードを読み取り、Web上で「いいね!」ボタンを押して頂く。優秀なドライバーの横に添乗し、どう優れて、どんな工夫をしているのかを学び合う。様々な製品の輸送に対応できる能力を評価する人事評価制度。皆が目指したくなる環境づくりを進めています

ITや先進的な取り組みで、安全性向上と効率的な業務を

FacebookなどのSNSを活用したPR活動。GPS機能を搭載したデジタルタコグラフの全車両導入による効率的な安全管理。業務用システムの導入により、車両ごとの収支管理の徹底。お客様とEDIによるデータ交換。スーパーワイドシングルタイヤを業界に先駆けて導入し、車両の軽量化、燃費改善。積極的かつ能動的に様々な取り組みを進めています。